5月12日に、日本スペシャリティー・コーヒー協会抽出委員会が主催した、ペーパーフィルターの抽出セミナーが神戸で開催され、勉強のため、若い人達と一緒に参加して来ました。
本日は、少し時間を置き、反省文を書いてみます。
講義の内容は、我々が日常的に繰り返している事なので(当店では、ネル・ドリップを使用)目新しい事は、特に無いのですが、いつもは当たり前すぎている事を丁寧かつ化学的にご説明頂き、再認識することが出来ました。
また、セミナーの最初のところで、ネル・ドリップ抽出が、最高の方法であり、これ以上の抽出方法は今のところ存在しない、またこの方法が理解できているのは、わが国だけではないか、と、馬場講師が、おっしゃっていたのには、感激しました。ドリップ技術の基本は、日本料理の1番出しの取り方を、参考にしたのではないかというご意見も、大変面白く聴きました。
また、他の理論も参考になりました。(一部には疑問も感じたが)ただ、
長いことコーヒーに関する本などは、読んで無かったので、本当に良い刺激を受けました。しかし、その後の実技に関しては、「?」マークが付いてしまいます。
今回の講習会が、一般の方、たとえばご家庭の主婦の方あるいは、サラリーマンの方が、家カフェをする時に使う技術なら、あれで充分だと思います。しかし、対象が、SCAJという、わが国のコーヒーの頂点に立っている協会が、会員を中心とした、コーヒーのプロフェッショナルに対して行うセミナーとしては、あまりにも、
初歩的過ぎるのではないか・・・
確かに今までは、エスプレッソ抽出を中心とした協会だったので、ネル、ペーパーといったドリップ抽出技術については、今まであまり触れて来なかったという事もあるので、仕方が無いという面もあるのでしょう。
SCAJと言う組織のあり方に、関する事かも知れませんが、一言いわせていただきたいと思います。
今回のような内容の講習をもう少し噛み砕いて、一般向けにどんどんやって行くべきだと思います。もし開催しているのであれば、ごめんなさい。私としてはスペシャルティー・コーヒーと言う素晴らしいコーヒーを少しでも世に広め、飲んでいただくためには、大変重要な事だと思います。
また、今回のような内容ではなく、プロフェッショナルな会員に対する高度な抽出技術を伝えていく方法は、別にあるのではないかと思います。
なぜかと言うと一度や二度のセミナーでは、内容的に無理だと言うことです。
もう少し長い時間をかけてしっかりとした技術を見に付ける必要が有るのではないかと思います。
私は自分の店のスタッフには「お金を頂くコーヒーなのだから、それに見合うコーヒーを抽出してください」と、いつもお願いしています。